愛には愛を - 教場 II 杣利希斗役 目黒蓮さん -

 

 

 

 

杣利希斗さんが、いた。

 

 

 

 

 

 

2021年1月5日 午前2時5分

「教場 Ⅱ」見終えました。

 

すごかった〜…

 

住んでいるところの都合上

家族にダビングをお願いしていたのだけれど、

やさしいお友達が「TVerにあるよ!」と

教えてくれて 我慢できずに再生。

 

一瞬も見逃したくなくて

ティッシュを取りに行く暇もないぞ!

と涙は気にせず流していたら、

体内の水分ほとんど出ちゃったのでは?

というほど 喉が乾いたよ〜!

きっと瞬きの数も、

いつもより少なかったに違いない…

目薬をさして お水を飲みながら 綴ります。

 

 

 

 

大好きな目黒蓮さんが

念願のドラマ出演を果たす!と

ニュースが舞い込んできたのは

およそ2ヶ月半前のこと。

木村拓哉さん主演の「教場 II」

シルエットの噂はひょっこり

顔を出していたものの、

信頼できるソースからの発表がなくて

やっと出た!やったー!

と喜んだこと、もはや懐かしいね。

懐かしいけれど、鮮明に思い出せます。

 

教場についてきちんと知らなかった私は

「原作をあえて読まずに挑む手もあるけれど

今回は読んでから挑むことにする!」

とまず書籍を購入!

(今書いていて何と戦ってるの?と思ったけれど好きな人も新たなことに挑んでいるのだから!と当時の私は思ったのかもしれない たぶん、いや分かんないけど)

以下その時のメモ一部

この本を読み終えた1029日午前210分のこと、きっと忘れないだろうな~というきもち。はあ〜〜すごいよ〜すごい〜本当にすごいよ目黒さん〜まずシンプルに、この杣利希斗さんという役に抜擢された目黒さんがただただ誇らしい。すごすぎる。鍵を握るとは知っていたけれど、ここまでだとは知らなかったよ。物語を進める人…え~ぜったいすき、ぜっったいすき、この世にぜったいは無いけどぜっっったいすきです。

 

めちゃくちゃ虜にされてしまった。

 

 

その後2020年の年明けに放送された

「教場」を観賞。

 

198期のみんなと風間教官が大好きになって

それと同時に目黒さんはこの教場の空気の中

チームの一員として稽古、撮影をしたのだなあと

実感。こちらも背筋が伸びました。

 

 

 

目黒さん演じる「杣利希斗」さんが

存在する未来があること

 

それがあまりにも確かすぎる

「うれしい」だったこと

 

今でも同じ温度で思い出せます。

 

 

 

 

 

 

そして訪れた放送日

j-island.net

 

「絶対に見てください」

 

わずかにきゅっと目に力を入れて

わざわざ動画で伝えてくれた強い意志。

 

 

 

 

私も 、ずっと

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと、この日を待っていました。

 

 

 

 

再生ボタンを押したら

 

ぐっと引き込まれるような

”気”を纏った「杣利希斗」が

 

 

杣さんが、いた。

 

 

「無表情だが、言葉には熱」「珍しく照れたか、杣の頬がわずかに染まる。」わずかで細やかな変化。

個人的な感覚だけれど「………」とか「__________」のような一本線が、杣さんのセリフには多かったなあ。その間で何を考えて、どういう表情をしているのかな。

もちろんどの役もそれぞれの難しさがあることを前提に、おそらく、というか確実に、とてもとても難しく、大きな挑戦なんじゃないかなと思いました。杣利希斗さん…描写を読むたびに、僅かなものでいくつものことを表現しなくちゃならないのだな、と思った。目黒さんがどう捉え、どう考え、どう表現するのか、とっっても気になる。たのしみ。

原作を読んだ直後の私のメモから抜粋

 

 

瞳の奥、そして言葉の温度

唾を飲み込んだ時の喉仏の動き

息の荒さ、口元の動き

僅かな身体の震え

まばたきの回数、気の抜け方

 

 

目黒蓮」を感じさせぬ

確固たる「杣利希斗」

 

 

あゝこれは目黒さんではなく杣さんだ

そう瞬時に分かる 紛れもない真実

 

 

目黒蓮さんが命削って過ごした時間が

迷いなく杣利希斗としてそこに在った。

 

 

 

 

 

目黒蓮さんが、杣利希斗さんに命を託すまで

どれほどの努力を重ねたのだろうね。

 

 

 

 

 

 

私が原作で杣さんに抱いた印象は

「冷静沈着で洞察力が高く

 感情をあまり表に出さない人」

だったと同時に

「奥底で愛を求めている

 人間味がある人」

だったのだけれど、

ドラマではこの「人間味」

がより多く見受けられて

とってもうれしかったな。

 

チーズインハンバーグを凝視しちゃうし

仲間とも思っていたより会話を交わすし

お菓子をお裾分けしてくれるという話に

「ありがとう」と返すし…

原作だけでは辿り着けなかった杣さんです。

 

 

 

原作だけでは辿り着けなかった杣さんといえば

お母さん、そして伊佐木陶子ちゃんとのことを

残さなければならない!

 

 

さっき書いたように、

原作の杣さんに対して私は

「冷静沈着」だと思ったのと同時に

「奥底で愛を求めているのだろうな」

と思ったのだよね。

 

(だいすきなお友達と「杣利希斗さんってどんな人なのだろうね」と一緒に考えられる時間があって色々考えるきっかけになったのだけれど、今振り返ると、より一層、大切な時間だったなあと感じるね ありがとう!)

 

最初に読み終えたとき、杣さんの

お母さんに対する気持ちっていうのは

 

「なりたくもない警察にならざるを

 得ない道を歩まされている

 警察学校に入れさせられた」

 

というところからくるものだと

そう思っていたのだけれど

 

もしかしたら根底にあるのは

 

「母親からの愛情

 家族の愛情に対する飢え」

 

なのかもしれないなと

色々考えるうちに思いました。

 

自分には警察の道しか用意されていなくて

でも警察しか道がないことへの気持ち

 

というよりは、

 

警察しか道がないと言うお母さんの

考え方への気持ち

 

なのかもしれないな、と。

 

 

射撃の授業で憎い相手の顔を

思い浮かべろと言われて「母です」

と迷いなく即答した杣さんだけれど

(ドラマでは”親”だったね)

そもそも憎しみって、相手のことを

深く思っていないと生まれない感情

だと思っているので

(好きの反対は無関心 に近いというか…)

憎むまでの過程って相当濃いものなのでは?

と思う。

 

親族の目や世間、地位を抜きにして

母親としての顔だけで自分を見てほしい

母親としての愛が欲しい

そう思いながら育ったのかな〜

なんて思ったのでした。

 

 

お母さんを嫌いになりたくて

お母さんの言いなりになりたくなくて

でも、奥底で

愛を求めていたのだとしたら

ほんとうはとても

お母さんを 愛を

欲していたんじゃないかな。

 

 

そこの部分で、お母さんのこと

ほんとうはどうなの〜と思いながら

ドラマを見ていたわけですが

もう、もう、さ〜泣

 

 

「(やめない方がいい理由) 母が喜ぶ」

 

 

お母さんのことを口にする杣さんの

つんけんとした言葉とは裏腹に

あたたかい熱を帯びた声色と

ほどけた表情が

すべてを答え合わせしてくれたような

そんな気がしてならなくて

涙が止まらなかったよ〜

 

 

 

そんな杣さんの、

ありのままを受け入れて

それがあなたである証だと

愛で満たしてくれるのが

伊佐木陶子ちゃんだったのだね。

 

原作では杣さんと伊佐木陶子ちゃんの

距離を縮めていく様子が

あまり詳しく描かれていなくて

それ故にお互いがどんな気持ちで

この結果に至ったのだろうと

想像するのが少し難しかったのだけれど

(他の役設定もややこしいからちゃんと追いつかないとだしね!)

 

ドラマでは2人の過程がとてもよく見えて

心がぱあっと晴れたと同時に

杣さん、杣さ〜ん…よかったね…と

誰目線?な心情で泣いてしまいました。

 

だって、だってね、最初の

瞳の奥がどこか冷えた杣利希斗さんは

伊佐木陶子ちゃんの前には

いなかったんだもん〜泣

 

最初食堂で会った時

敬語で話すふたり

 

次に会話する時

敬語がとれていたふたり

 

杣さんの瞳の奥が段々と

あたたかさを手に入れていく様子

 

普段は感情を顔に出さないのに

陶子ちゃんのことになると

感情が表情に辿り着くまでの

スピードが速いところ

 

横になる陶子ちゃんに呼び止められ

振り返った時の「ん?」の

やさしさったら、もう、、

愛でしかなかったね、、、

 

 

 

やめたほうがいい理由

やめないほうがいい理由

 

原作ではふたりそれぞれ風間教官と一対一で

書いていたのだけれど ドラマではふたり一緒に

考えられたこと、自分が思っていた以上に

うれしかった。

 

 

「風間教官に褒められた」が

やめないほうがいい理由として

杣さんの中にあること

これも「求めていた愛」だったのかな〜

風間教官はいつだって愛を持って 

1人の人間として見てくれていたよね。

 

「あの人は見逃さないな」

そう杣さんが言った時

ちょっとうれしそう…!!

なんて泣きながら思っていたら

「憧れてるみたいな言い方」

と陶子ちゃんが笑って

や、やっぱり〜?泣 となりました。

 

風間教官、陶子ちゃん

杣さんをまっすぐに見つめる

眼差しがあること

杣さん、幸せだろうなあ。

 

「憧れてるみたい」

そう言われた後のお顔が

全否定のお顔じゃなかったこと

陶子ちゃんはきっと、知っている。

 

 

 

 

 

大切な人と ”ふたりで見つけた”

 

「家族」

 

 

確かな筆圧が愛おしいね。

 

 

 

 

 

「大切なやつ守れんのか!!」

訓練に打ち込む杣さんを

見る陶子ちゃんの眼は

どこまでも澄んでいて

あ〜そうか〜

杣さんは頑張れる理由ができたから

頑張れるのだろうし、同じように

頑張れる理由になれたことで

頑張れることもあるのだよね〜

と水分がまた奪われたのでした。

 

 

総代に選ばれ答辞を読んだのが

杣さんだと分かった時の

心の鳴り方、すごかった。

 

脈測ったらすごいことに

なってたはず。笑

 

すごい、すごいよ杣さん。

 

そしてそして、あのポーズだよね〜泣

陶子ちゃんが「さよなら」と

写真を仕舞ったけれど、

まさか本当にあの男の子が

杣さんだったなんてさ〜泣

涙も引っ込む幸せ展開でした…

(うそ、引っ込みはしなかった むしろ泣いた)

 

 

前回の教場で

最後の風間教官と握手するシーンが

大好きになってね。

今回も、絶対泣いてしまうと

思っていたのだけれど

(もっと前から泣いてた)

 

 

 

 

 

『迷いはないな』

 

 「はい」

 

 

 

 

 

ぐわぁーっと耳に残って

頭の中を駆け巡ったあと

ストン、と

私の中で言葉が落ちた。

 

 

 

すごい、すごい、すごい

 

 

 

迷いなく演じられるレベルに到達するほど

目黒さんが命削って重ねた時間で創り上げた

「杣利希斗」

 

今度はその「杣利希斗」さんが

迷いなく巣立っていく。

 

こんなことって、あるんだ…あるんだね…

 

「母が喜ぶと思うと悔しいですが」 

 

そう放つ表情は

やっぱりやさしくて、

ん〜っ泣

また泣いてしまったよ。

 

 

「感情を表に出さないことが得意」

というのは、出すということを

許されていなかった幼少期を

過ごした故なのかなと思ってしまうから

そう考えると風間教官と過ごす時間の中で

動揺を見せたり、陶子のことが絡むと

無意識に目が泳いだりっていうのは

杣さんの鎧が溶け始めるほどに

個としての眼差しが向けられていたのだなぁと

最後顔を歪めた杣さんを見て、思いました。 

 

 

 

 

『剣道に打ち込んだ手だ』

手は嘘をつかない

 

「人は変われます」

本当に変われた

 

「宮坂先輩は僕の中で生きています」

さよならでフィルムは途切れず

 

『待ってると伝えてくれ』

続いていく。

 

 

 

 

 

 

 

「120%杣利希斗として見て欲しい」

 

その思い通りに、そう心がけずとも

目黒さんだって一度も思わなかった。

 

普段の愛らしい垂れ目も忘れるほどに

凛々しい目をしていて、そのことが

うれしかったです。

 

主演木村拓哉さんとのエピソードも

聞くたびに足をパタパタさせてしまう。

今は目黒さんの心で噛み締めている

思い出も、そのページの一切れを

私たちにも見せてくれる日がいつか

来るのなら、たのしみに待っています。

 

 

大好きな目黒蓮さんが

また一つドラマ出演を果たしたこと

それが教場 II だったこと

大切で、誇らしくて

確かな宝物。

 

 

目黒さんが届けてくれた作品は

これからもずっとこうして人々の心に

残り続けるのだろうし、

そんな作品に多く参加していくであろう

俳優 目黒蓮さんの未来を

これからも見させてください。

 

過酷なスケジュールの中

本当にお疲れ様でした!

 

素敵な物語を、ありがとう。

 

 

 

 

 

杣利希斗さん

伊佐木陶子さん

 

手を重ね 指を結んだ時

想いも結んだふたり

 

最初の授業での拍手

「ふたりだけが同調しなかった」

すなわち”同調しなかった”という同調

 

片方がかなしいとかなしいし

片方がうれしいとうれしい

 

相手を大切にするということは

自分も大切にするということ

 

そうやって同じように息をしていく

ふたりの未来が輝いていますように。

 

 

 

 

愛を知った杣利希斗さんは

こんなにもやわらかに笑う。

 

 

 

とっても、綺麗でした。

 

 

 

 

 

 

 

風間教場 200期

杣利希斗さん

 

ご卒業おめでとうございます。

 

 

 

 

どうかいつまでも

幸せでいてください。

 

 

 

 

 

 

 

心からの祝福を

 

 

 

 

 

 

 

愛を知ったあなたと

あなたの家族へ